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福岡県大牟田市・熊本県荒尾市・玉名市の水害、地震リスクと土地選びのポイントを解説

コラム投稿日:2024.02.09

この記事では、福岡県大牟田市・熊本県荒尾市・玉名市の水害リスクや地震リスクなど、マイホームを検討するときに知っておきたい災害リスクを解説します。

災害リスクは安心して暮らせる土地選びをする際に知っておきたいポイントです。理想のマイホームを実現するためにも、ぜひお役立てください。

福岡県大牟田市の災害リスク

ハザードマップと街が浸水した場面を想像する女性

大牟田市は、福岡県の南部に位置する地域です。九州地方のほぼ中央にあり、九州一円に行きやすく利便性が高いところが特徴です。教育にも力を入れており、子育てのしやすい環境が整っています。

参考元:大牟田市『魅力』

大牟田市の水害・土砂災害リスク

大牟田市は大牟田川や諏訪川を始め7つの河川があり、豪雨や台風の影響により水害が起こりやすい地域です。

2020年7月の梅雨前線豪雨では、2,054戸に被害が出ました。とくに諏訪川下流左岸の三川地区ではポンプ場が内水氾濫したことで、約800戸が最大2m近くまで浸水する被害が出ています。

2021年8月には11日~19日にかけて福岡県内最大級の総雨量を記録する大雨があり、道路の陥没や土砂災害などが発生しました。2021年の時点で福岡県には5年連続大雨特別警報が発令されており、気候や地形的に豪雨や台風に見舞われやすい地域であることが分かります。

大牟田市では災害に対する備えや対策を強化していますが、マイホームを検討するときには床や地盤を高くする、防水壁で家を囲むなど水害に対する備えが必要でしょう。

参考元:大牟田市『浸水対策の現状と課題』

参考元:大牟田市『大牟田市の道路・河川(水路)の管理』

参考元:大牟田市『令和3年8月11日~19日大雨に係る対応状況(福岡県大牟田市)』

参考元:福岡県『福岡県における近年の被害概要

(H29~R3)』

参考元:大牟田市『水害に強いすまいにするために』

大牟田市の液状化のリスク

液状化とは、地震が起きた際に地盤が液体状になる現象のことです。液状化が起きると建物を支えられなくなり、傾斜・倒壊や沈下の被害を受ける可能性があります。大牟田市は、液状化のリスクが高いと判定された地域です。

実際に2005年の福岡県北西沖地震では、博多湾沿岸部や福岡市早良区百道浜地区などの広範囲で液状化が起きています。

今のところ大牟田市の下に地震の原因となる活断層は見つかっていませんが、周囲の活断層の影響で激しく揺れる恐れがあるので、地震に対する備えが欠かせません。

大牟田市では「防災ハザードマップ」が公開されているので、土地選びやリスク回避に活用してみてください。

参考元:国土交通省『液状化現象について』

参考元:福岡県『第Ⅱ編 想定地震と被害予測手法3.液状化の予測』

参考元:福岡県『福岡県地域強靱化計画』

参考元:大牟田市『地震・津波から身を守る』

熊本県荒尾市・玉名市の災害リスク

倒れている家

熊本県荒尾市は、大牟田市に隣接する地域です。自然と都市がバランスよく調和された地域で、子育て支援も進んでいます。玉名市は菊池川の河口にある玉名平野を中心とした地域です。ここでは、荒尾市と玉名市の災害リスクをご紹介します。

参考元:荒尾市『荒尾市はどんなまち?』

参考元:玉名市『玉名ってどんな所』

荒尾市・玉名市の水害・土砂災害リスク

荒尾市は浦川や関川など6河川が流れており、水害リスクが高い地域が多いです。2020年7月の豪雨では関川が氾濫し、床下・床上浸水の被害が出ました。2023年7月の大雨では、洪水警報が発令されています。

玉名市は日本遺産の認定を受けた菊池川流域が広がっており、水害リスクがあります。実際に菊池川流域では昭和以降、梅雨の大雨や台風による水害が相次いでいます。2020年7月の大雨では、築地川の氾濫による被害も出ました。

荒尾市・玉名市ともに水害対策に力を入れていますが、土地を選ぶときにはハザードマップを確認することが大切です。

参考元:荒尾市『荒尾市総合防災ハザードマップにおける洪水浸水想定区域の変更』

参考元:玉名市『菊池川流域日本遺産の紹介 第1回 菊池川』

参考元:国土交通省九州地方整備局菊池川河川事務所『主な洪水の記録』

参考元:国土交通省『菊池川』

参考元:菊池川河川事務所 熊本地方気象台『菊池川水系氾濫危険情報』

参考元:国土交通省『令和2年7月豪雨に伴う菊池川水系の状況について』

荒尾市・玉名市の液状化のリスク

液状化による地盤沈下で沈んでしまった住宅イラスト

荒尾市・玉名市ともに、2016年の熊本地震で液状化の被害が出たエリアです。熊本地震では、玉名市で複数の液状化が見られました。また、熊本県沿岸は過去に津波による被害も受けており、地震発生時には液状化と併せて津波にも注意する必要があるでしょう。

熊本県周辺には複数断層があり、地震への懸念もあります。荒尾市・玉名市ともに災害ハザードマップを確認して、土地を選ぶようにしましょう。

参考元:気象庁『平成28年(2016年)熊本地震』

参考元:熊本県『熊本県沿岸における津波浸水想定 説明資料』

参考元:熊本県『熊本の災害特性』

家づくりでの水害・地震対策

ハザードマップで避難経路を確認する家族のイラスト

大牟田市や荒尾市、玉名市の荒玉地区でマイホームを検討するときには、水害や地震に強い土地選びが大切です。土地を検討するときには、下記のポイントを確認しましょう。

・ハザードマップや防災マップを見て災害リスクを確認する

・地盤調査を行う

・河川や海など周辺環境を確認する

ワカヒサ工務店(WITH DESIGN)ではプロの視点から失敗しない土地選びをお手伝いしておりますので、土地選びにお悩みの場合はお気軽にご相談ください。

大牟田市や荒尾市、玉名市で災害に強いマイホームは「ワカヒサ工務店」にお任せください

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ワカヒサ工務店はお客様との距離感を大切に、妥協しない住まいづくりを提供しています。災害リスクがある地域でも、安心して暮らせる高性能な住宅を実現します。ワカヒサ工務店では随時相談会やイベントを実施していますので、お気軽にお問い合わせください。

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記事監修者:中小企業診断士(住宅コンサルタント)塩味 隆行

一般社団法人 住宅資産価値保全保証協会認定講師

住宅検討をされている方が後悔しない家づくりを実現いただくため、 全国各地で年100回以上、家づくりセミナーの講師を担当しています。 住宅購入の際に必要となる性能や土地についての基礎知識から、 資金計画などの専門的なことまで、客観的かつ具体的に情報をお伝えいたします。