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大牟田市と荒尾市の土地相場が知りたい!リアルな土地価格を一挙公開

コラム投稿日:2024.02.09

福岡県の南端にある大牟田市と、熊本県の北端にある荒尾市は隣接する市です。かつて両市一帯には「三池炭鉱」が広がっており、日本最大規模の石炭産業地として知られていました。

大牟田市と荒尾市の公示地価の推移

2023年現在の大牟田市・荒尾市の公示地価の坪単価や変動率についてご紹介します。また、それぞれのエリアで公示地価が高い番地も併せて確認していきましょう。

大牟田市の公示地価

2023年現在、大牟田市の公示地価の坪単価は80,550円/坪、前年変動率-0.27%です。公示地価の過去のデータを確認すると、1996年から2023年現在まで下落して推移しています。2023年現在、大牟田市の公示地価が高い番地は以下のとおりです。

番地坪単価(/坪)変動率
有明町2丁目199,669円/坪-0.17%
不知火町2丁目168,595円/坪-0.39%
白金町94番126,942円/坪+0.52%

大牟田市で最も高額なのは、大牟田駅から300mの場所にある「有明町2丁目」です。有明町は大牟田駅に近いだけでなく、市役所や銀行などが密集しており生活利便性が高いことから、公示地価が高額であるといえます。

荒尾市の公示地価

2023年現在、荒尾市の公示地価の坪単価は89,173円/坪、前年変動率は-0.05%です。公示地価の過去のデータを確認すると、1998年から2023年現在まで下落して推移しています。2023年現在、荒尾市の公示地価が高い番地は以下のとおりです。

番地坪単価/坪変動率
荒尾字上川後田4160番164,297円/坪-0.20%
原万田字浦田839番152,396円/坪+0.00%
東屋形2丁目131,900円/坪+0.00%

荒尾市で最も高額なのは、荒尾駅から5,200mの場所にある「荒尾字上川後田4160番」です。主要駅から離れた場所ではあるものの、周辺には「ゆめタウンシティーモール」「ドラッグストアモリ」といった大型商業施設やドラッグストアがそろっているため、公示地価が高額であると考えられます。

大牟田市と荒尾市の土地売買事例

大牟田市と荒尾市の住宅地として取引された土地売買事例をそれぞれまとめてみました。

大牟田市の土地売買事例

所在地最寄り駅取引総額坪単価(/坪)面積
大牟田市大字歴木新栄町(福岡) 30~60分9,000,000円120,000円約75坪 (250㎡)
大牟田市中白川町新栄町(福岡) 19分20,000,000円34,000円約605坪以上 (2,000㎡以上)
大牟田市米生町大牟田 28分2,900,000円35,000円約81坪 (270㎡)

2022年10~12月の大牟田市の土地売買事例を確認すると、住宅地で取引があったのは表の3カ所です。表の中で最も坪単価が高い「大牟田市大字歴木」には、平野山団地や高取団地などがあります。2つの団地周辺には、教育施設や医療施設などが充実しているため、坪単価が高めといえるでしょう。

荒尾市の土地売買事例

所在地最寄り駅取引総額坪単価(/坪)面積
荒尾市西原町荒尾(熊本) 14分6,800,000円68,000円約99坪 (330㎡)
荒尾市西原町荒尾(熊本) 14分2,000,000円61,000円約33坪 (110㎡)
荒尾市東屋形荒尾(熊本) 30~60分13,000,000円98,000円約133坪 (440㎡)
荒尾市府本長洲 1時間~1時間半3,500,000円21,000円約166坪 (550㎡)
荒尾市増永南荒尾 30~60分8,200,000円130,000円約63坪 (210㎡)
荒尾市増永南荒尾 30~60分8,000,000円130,000円約63坪 (210㎡)
荒尾市万田荒尾(熊本) 13分5,500,000円50,000円約108坪 (360㎡)

2022年7~9月の荒尾市の土地売買事例を確認すると、荒尾駅周辺の土地が多く購入されています。しかし、表の中で最も坪単価が高いのは、最寄り駅が南荒尾の「荒尾市増永」です。荒尾市増永には、教育施設や医療施設に加え、老人ホームや工場などが充実しています。また、増永には国道389号と208号が通っているため、交通アクセスがしやすいのも坪単価に影響していると言えるでしょう。

牟田市と荒尾市の土地価格は将来どう推移していく?

大牟田市の土地価格を2018~2023年現在の5年間で見てみると、住宅地-5.3%・商業地-5%とどちらも下落しています。下落の理由には、人口の減少が大きく関係しているのです。大牟田駅や新大牟田駅、新栄町駅の周辺では人口の減少は見られませんでしたが、そのほかのエリアでは減少傾向にありました。そのため、今後も駅周辺の土地価格はあまり変わらないと言えますが、そのほかのエリアでは土地価格がさらに下落していく可能性が高いでしょう。

荒尾市の土地価格を2013~2020年の7年間で見てみると、住宅地は-10%以下と大きく下落しています。下落の理由は、熊本市中心部に移住する人が多くなり、荒尾市の人口が減少したためです。今後も荒尾市の人口の減少が予想されるため、さらに土地価格が下落する可能性が高いでしょう。

平屋を建てるときの坪数や土地価格について

近年、バリアフリーな設計や家事動線の良さで注目を集めている平屋。平屋を建築する場合、土地はどのくらいの広さが必要なのでしょうか。

住宅を建てる際には、建ぺい率と容積率と呼ばれる建築基準法の関係上、土地いっぱいにマイホームが建てられるというわけではありません。

家族構成や間取り、一部屋ごとの広さによって異なりますが、建ぺい率と容積率のことを踏まえると、平屋の建築には最低でも50坪は必要でしょう。

大牟田市の人気エリアである大牟田駅周辺で50坪の土地を購入する場合、450万円以上は必要になります。土地価格はエリアによって異なりますが、建築費用が3,000万円ほどかかることを想定すると、3,450万円以上あれば、理想の平屋が建てられるでしょう。 一方、荒尾市の人気エリアの荒尾駅周辺で50坪の土地を購入する場合、500万以上は必要になります。先ほどの大牟田市と同様に、建築費用を含めて3,500万円以上あれば、思い描いた平屋が建てられるでしょう。

狭小地にマイホームを建てる際のポイントと注意点

平屋を建てる広い土地とは反対に、狭小地を選ぶ際のポイントをお伝えしましょう。

狭小地とは、土地面積が15~20坪以下の狭い土地を指します。また、土地面積が小さくて狭い上に、三角地や台形地などの不整形地が多いのも特徴。そのため、通常の土地よりも価格が安い傾向にあります。

しかし、狭小住宅は横幅に限りがあるので、地下室や三階建てにして縦に伸ばすしかありません。そうすると、一般の住宅に比べて建築費用がかさむ可能性があるので注意が必要です。

大牟田市のおすすめエリア

大牟田市のおすすめエリアは「大牟田駅周辺」です。福岡の繁華街である博多や福岡天神までは、約1時間と多少時間はかかりますが、乗り換えなしで行けます。大牟田駅周辺には「イオンモール大牟田」「ゆめタウン大牟田」などの大型商業施設があるため、買い物に困りません。広大な海が望めるエリアや緑が多い公園などもあるので、自然を感じながら暮らしたい人におすすめです。

荒尾市のおすすめエリア

荒尾市のおすすめエリアは「川登」です。近くには、大型商業施設の「ゆめタウンシティーモール」や、遊園地の「グリーンランド」があります。また、幼稚園から中学校まであり、公園も充実しているので、ファミリー世帯におすすめしたいエリアです。ただ、最寄り駅の南荒尾から少し離れたエリアのため、公共交通機関の不便さは否めません。車が必須と言えるでしょう。

大牟田市・荒尾市の注文住宅ならワカヒサ工務店にお任せ!

大牟田市と荒尾市の土地相場などについて解説しました。隣接する両市には、三池炭鉱で日本の重工業を支えた歴史があります。両市ともに人口は減少傾向にありますが、豊かな自然と住みやすさを重視するファミリー世代には人気の街です。

ワカヒサ工務店では、お客様の理想を実現しながらコストを抑える住宅づくりを第一に考えています。注文住宅のことならなんでもお任せください。

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記事監修者:宅地建物取引士 日向 美香

元パティシエ。不動産業界に転職後は、都内23区で収益用の土地やビルの売買再販を経験。

その後一都三県の中古区分マンションの買取再販を経験。現在は全国各地にある、工務店の集客支援のため、土地の仕入れを行っています。