福岡県大牟田市・熊本県荒尾市・玉名市の建築費用の相場と坪単価を知ろう！自分の年収で実現する家づくりとは？

マイホーム建設を検討する際、まず重要になるのが資金の問題です。新築一戸建てを建てるには、どのくらいの費用がかかるのか？頭金の準備やローンの選定なども、事前に検討する必要があります。

今回は、有明海に面した九州の都市、福岡県大牟田市・熊本県荒尾市・玉名市で一戸建てを検討中の方に向けて情報をまとめました。

建築費用の相場と坪単価

国税庁の調査によれば、2022年度に着工された木造建築の工事費用は、福岡県で1㎡あたり17万3千円、熊本県で17万7千円です。全国平均が17万3千円ですので、ほぼ平均値となっています。

1坪は約3.3㎡なので、福岡県の場合、1坪約57万円、熊本県の場合、1坪約58万円になります。この数字はあくまで工事費用のため、土地をあわせて取得する場合は、さらに費用がかかります。

国土交通省の地価公示都道府県地価調査によると、福岡県大牟田市の住宅用地の地価は、1坪約7万円、熊本県荒尾市も同じく約7万円、熊本県玉名市は約8万円です。

工事費用と土地取得費用を足すと、1坪あたりの建築費用の相場は64～66万円程度になります。

施工会社が提示する建築費用の坪単価を比較する場合、費用の内訳を確認する必要があります。建設費と土地取得代のみで算出した価格と、キッチンなどの設備費用も含めて計算した価格では条件が異なるため、単純に比較はできません。

表面的な数値だけで施工会社を選ぶことがないよう、十分なリサーチを行うことをおすすめします。

一般的に、全国展開している大手ハウスメーカーに比べ、地元密着型の工務店の坪単価は低く抑えられる傾向にあります。ぜひ選択肢のひとつとして検討してみてください。

参考元：国税庁『地域別・構造別の工事費用表（1m2当たり）【令和4年分用】』

参考元：国土交通省『土地総合情報システム』

注文住宅を建てた世帯の平均年収は？

2022年度に新築の注文住宅を建てた世帯主の年齢は、30代がもっとも多くなっています。世帯の平均年収は、全国平均で801万円です。

参考元：国土交通省『令和4年度　住宅市場動向調査報告書』

住宅ローン・返済額の目安

家を建てる際は、住宅ローンを利用する人がほとんどです。新築の注文住宅を建てた世帯では、8割以上が住宅ローンを利用しています。

住宅ローンの借入金額は、世帯年収、返済期間等を考慮して決めなくてはなりません。確実に返済できる計画になっているかどうか、金融機関による審査が行われます。

審査で重視される傾向にあるのが、返済比率です。返済比率は年収における返済金額の割合をしめしたもので、自動車ローンや教育ローンなど、住宅ローン以外のあらゆるローンをあわせて計算します。

住宅ローン単体の返済比率は、20～25％を目安にするとよいでしょう。参考元：国土交通省『令和4年度　住宅市場動向調査報告書』

建築諸経費の目安

住宅を取得する際には、建設費だけでなく諸経費がかかります。諸経費は住宅ローンの対象外なので、現金で準備する必要があります。

主な諸経費は、不動産を取得する際にかかる税金、書類作成・仲介の手数料、保険料などです。

諸経費の目安は、建築費の10%前後と考えておくとよいでしょう。土地取得のための費用、ローンのための費用がかかりますので、それぞれの取得条件によってパーセンテージは異なります。

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適正コストで建てられる住宅のクオリティ

全期間固定金利で利用しやすい住宅ローン「フラット35」の利用者を対象にした調査によると、2022年度の注文住宅所要資金（建物のみ）は、平均で3,717万円です。

家の大きさにもよりますが、3,000万円代を平均的な予算とすると、2,000万円代はミドルクラス、1,000万円代の家は、ローコスト住宅といえます。

かけられるコストが多いほど、デザイン・設備面でこだわれる部分が増えていきます。

参考元：住宅金融機構『2022年度フラット35利用者調査』

家づくりでコストを抑えるポイント

ローコスト住宅といえど、建築基準法に違反した家は建てられないため、耐震性などの安全基準は遵守されます。家づくりでコストを抑えるポイントは、家をなるべく単純な構造にすることです。

たとえば、1階と2階の床面積を同じにする、部屋数を減らす、という方法があります。

また、比較的費用がかかる水回りの設備をまとめるなど、設備のシンプル化も有効です。

参考元：東京都都市整備局『地域工務店のための安くて質の良い家づくりのひけつ』

家づくりで外せないポイント

福岡県大牟田市・熊本県荒尾市・玉名市は、有明海に面しており、年間平均気温は16度前後で温暖な気候帯です。

暮らしやすい地域ですが、近年、台風や豪雨災害による水害が懸念されています。水害による家屋の被害を最小限に抑えるためには、外壁の防水性を高める・家を高床構造にする、などの対策が必要です。コストを考える際も、災害対策のポイントは押さえておきましょう。

参考元：一般財団法人　日本建築防災協会『住宅における浸水対策の設計の手引きの紹介』

参考元：大牟田市『大牟田市の概況』

参考元：荒尾市『荒尾市の紹介』

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福岡県大牟田市・熊本県荒尾市・玉名で家を建てるなら

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記事監修者：中小企業診断士（住宅コンサルタント）塩味 隆行

一般社団法人 住宅資産価値保全保証協会認定講師

住宅検討をされている方が後悔しない家づくりを実現いただくため、 全国各地で年100回以上、家づくりセミナーの講師を担当しています。 住宅購入の際に必要となる性能や土地についての基礎知識から、 資金計画などの専門的なことまで、客観的かつ具体的に情報をお伝えいたします。