ZEHとは？大牟田市周辺で注文住宅がZEH認定を受けるメリット・デメリットや条件も詳しく解説

　

ZEH住宅は、長期にわたり快適な住環境を実現できますが、

　

その認定を受けるには様々な条件があります。

　

この記事では、ZEHの条件やメリットとデメリット、補助金情報などを

　

まとめてご紹介します。

　

後半では、大牟田市・荒尾市・玉名市のZEH区分や気候情報にも触れています。

　

納得できるマイホームを実現するためにも、参考にしてみてください。

　

ZEHとは

　

　

ZEH（Net Zero Energy House）とは、

　

下記の3つの要素を取り入れて年間のエネルギー収支をゼロ以下にする家を指します。

　

 ZEHの3つの要素

　

高断熱

ZEHの断熱基準を満たし住宅内外の熱移動を減らすことで室内の温度を一定に保つ

　

省エネ

省電力稼働の冷暖房や照明、換気設備などを活用し、日常生活で使うエネルギーの無駄を減らす

　

創エネ

太陽光発電など再生可能エネルギーを生み出す設備を導入し日常生活に使用する

　

日本政府はZEHの普及に取り組んでおり、

　

近年は新築住宅での普及率が上がってきました。

　

今後は2030年度以降の新築住宅にZEH基準の水準の省エネ性能を

　

確保することを目標にしています。

　

参考元：資源エネルギー庁『知っておきたいエネルギーの基礎用語 ～新しい省エネの家「ZEH」』

参考元：資源エネルギー庁『これからは！『ZEH』でお得に賢く快適生活』

参考元：資源エネルギー庁『ZEH（ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス）に関する情報公開について』

　

　

ZEHの認定条件

　

　

ZEHの認定を受けるには、下記の4つの条件をすべて満たす必要があります。

　

①ZEH強化外皮基準を満たす

　

ZEHではUA値やηAC値を含めたZEH強化外皮基準を満たす必要があります。

　

住宅の外皮性能は、UA値とηAC値で評価されます。

　

中でもUA値（外皮平均熱貫流率）は室内外の熱の出入りのしやすさを示す指標で、

　

値が小さければ小さいほど熱の出入りが少なく断熱性能が高いと言えます。

　

ZEHでは地域区分ごとに、下記のUA値を満たす必要があります。

　

大牟田市・荒尾市・玉名市は地域区分6に該当するため、

　

ZEH基準を満たすにはUA値が0.60以下でなければなりません。

地域区分	UA値
1～2	0.40以下
3	0.50以下
4～7	0.60以下

②一次エネルギー消費量を20％以上削減する

　

　

一次エネルギー消費量とは、冷暖房や照明、換気、給湯設備など

　

住宅内で使用する設備のエネルギー消費量のことです。

　

ZEHでは、基準一次エネルギー消費量から20％以上一次エネルギー

　

消費量を削減することを求められます。

　

③再生可能エネルギーを導入する

　

再生可能エネルギーとは、資源が枯渇しない繰り返し利用できる

　

エネルギーを指します。

　

ZEHでは再生可能エネルギーを創り出せる設備の導入が必要です。

　

例えば、太陽光発電設備や地熱発電設備などの設置が該当します。

　

④ ①～③に取り組み100％以上の一次エネルギー消費量削減をする

　

ZEHでは高断熱・省エネ・創エネに関する①～③までの施策を行い、

　

基準一次エネルギー消費量から年間100％以上の一次エネルギー

　

消費量削減を達成しなければなりません。

　

このように、ZEHでは省エネや創エネに取り組むだけでなく

　

しっかりと一次エネルギー消費量削減につなげることが求められます。

　

参考元：資源エネルギー庁『ZEHの定義』

参考元：資源エネルギー庁『再生可能エネルギーとは』

参考元：国土交通省『【参考】住宅における外皮性能』

参考元：国土交通省『地域区分新旧表』

　

　

ZEHのメリットとデメリット

　

　

ZEHには下記のようなメリットとデメリットがあります。

　

ZEHのメリット

　

・光熱費の削減につながる

・太陽光発電設備や蓄電池などは災害対策に活用できる

・夏は涼しく冬は暖かい快適な住空間を実現できる

　

ZEHのデメリット

　

・導入時やメンテナンスにコストがかかる

・周辺環境や地域によっては思ったように創エネできないことがある

　

参考元：資源エネルギー庁『ZEH（ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス）に関する情報公開について』

参考元：資源エネルギー庁『知っておきたいエネルギーの基礎用語 ～新しい省エネの家「ZEH」』

　

ZEHの補助金制度と申請方法

　

　

ZEHの申請や登録は、ハウスメーカーや工務店に相談しながら進めます。

　

先ほども触れたようにZEHは導入時にコストがかかりますが、

　

コスト負担を少しでも減らすために官公庁が補助事業を行っています。

　

活用できる補助金は時期や住まいの条件により異なるので

　

ZEHを検討する段階で確認するといいでしょう。

　

2023年度のZEHに活用できる補助金の一例には

　

下記のようなものがあります。

　

・ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス（ZEH） 化等支援事業

・地域型住宅 グリーン化事業

　

参考元：資源エネルギー庁『ZEH（ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス）に関する情報公開について』

参考元：『2023年度3省連携事業パンフレット』

　

　

大牟田市周辺の地域区分や気候

　

　

大牟田市の年間平均気温は16.5度、年間雨量は1,925.8ミリです。

　

年間日照時間は2,066.7時間と比較的日照時間が長いため、

　

周辺環境によっては太陽光発電設備を活用して創エネができるでしょう。

　

大牟田市・荒尾市・玉名市の地域区分は「6」で、ZEH基準

　

HEAT20のUA値は下記のとおりです。

　

地域区分	HEAT20 G1 のUA値	HEAT20 G2 のUA値	HEAT20 G3 のUA値	ZEH基準のUA値
6	0.56	0.46	0.26	0.6

　

参考元：荒尾市『荒尾市地球温暖化対策実行計画（区域施策編）案』参考元：気象庁『平年値（年・月ごとの値）』

　

　

高性能な住まいづくりは「ワカヒサ工務店」にお任せください

　

　

　

ワカヒサ工務店（WITH DESIGN）は、

　

建築家とつくる高性能な注文住宅を実現しています。

　

家族の要望や思いの詰まった理想の住まいをプロの建築家が設計します。

　

省エネルギー性・耐震性・耐久性にもこだわり、

　

長く快適に暮らせる住まいを提供しています。

　

ワカヒサ工務店では、随時個別勉強会や見学会などのイベントを

　

実施していますのでお気軽にお問い合わせください。

　

＞＞高性能な注文住宅が建てられる、ワカヒサ工務店の家づくりについてはこちら

＞＞ワカヒサ工務店（WITH DESIGN）で現在開催中の家づくりイベントはこちら

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

記事監修者：一級建築士　高地 可奈子

　

工学部建築学科卒業・大学院修了後、建築設計事務所勤務。建築設計事務所では、建築意匠設計、木造構造設計に携わる。その後大手経営コンサルティング会社を経て、現在は設計経験を活かしつつ、商品磨き、新メニューやツールの開発、研修などを通して工務店支援を行っています。