熊本県荒尾市・玉名市、福岡県大牟田市の気候を徹底解説！夏は暑く雨が多い地域での家づくりのポイントとは

注文住宅を建てるときに知っておきたいのが地域の気候情報です。　　

　　　　　　

地域の気候に適した住宅性能を持つ家づくりをすることで、快適な暮らしを実現できます。

　　　　

この記事では、熊本県荒尾市・玉名市、福岡県大牟田市の気候情報を解説しています。

　　　

熊本県荒尾市・玉名市、福岡県大牟田市はどんな気候？

　　　

荒尾市は、熊本県の西北端に位置する都市で、熊本県玉名市、福岡県大牟田市と隣接しています。

自然に恵まれた環境を活かし、海岸部では海苔養殖やアサリ採貝、丘陵地では特産品の「荒尾梨」やスイカ栽培などが盛んです。

参考元：荒尾市「荒尾市の紹介」

　

温暖で自然災害が少ない住みやすい地域

荒尾市は年間平均気温が16.3℃、風向きは北風が多く季節風もそれほど強くない温暖な地域です。

　　　

降雪も少なく、四季折々の風景を楽しめます。

　　　　　

自然災害も少ないほうなので、暮らしやすいのが魅力です。

　　　

隣接する熊本県玉名市、福岡県大牟田市もほぼ同様の気候といえます。

　　

九州の中では最も内陸的な気候であり、熊本平野を中心として夏は蒸し暑く、冬の寒さは厳しいのが特徴です。

　

全国的に夏の暑さが問題化している昨今ですが、熊本県の夏の暑さは、じめじめしていて蒸し暑いといわれています。

　　　　

なお、熊本県内の夏は阿蘇山を除き、 各地域とも大きな気温の差は見られません。

　　　　

冬との気温の差が大きいため、寒暖差が大きい地域です。

　　　　

参考元：荒尾市「荒尾市の紹介」

　　　

参考元：熊本大学　教育学部　理科教育「熊本県の気候区分」

　　　　

参考元：熊本大学　教育学部　理科教育「熊本県の気候の特徴」

　　　

熊本県の気候情報【気温・降水・湿度・日照時間】

　　

熊本県荒尾市・玉名市、福岡県大牟田市は隣接する区域です。

　　

ここでは熊本県の2021年度における気候情報を参考にしてみましょう。

　　　

以下は気候情報のデータです。

　　　

かっこ内は全国における順位を表しています。

【熊本県の気候情報（気温・降水・湿度・日照時間）】

年平均気温 (℃)	最高気温(℃) ※月平均の最高値	最低気温(℃) ※月平均の最低値	年平均相対湿度(％)	年間日照時間（hours）	年間降水量（mm）
17.9 (6位)	32.7 (5位)	1.8 (29位)	72 (18位)	2,113.2  (17位)	2,347.5 (9位)

参考元：総務省統計局「統計でみる都道府県のすがた 2023」 P37

　　

熊本県の平均気温は17.9度で、全国でも暖かい地域です。

　　

最高気温も全国で5位にランクインしており、夏になると厳しい暑さとなります。

　　　

月平均の最低気温も氷点下にならない程度なので、快適に暮らせる地域といえます。

　　

平均相対湿度は72％で全国平均よりやや高い状況です。

　　

年間日照時間は2,113.2時間で、全国では17位とやや上位になっています。

　　

年間降水量は2,347.5 mmで全国でも雨が多い地域です。

　　

総合的にみてみると夏は暑く、雨が多い、九州地方独特の気候といえます。

　　

九州は全国でも台風が多く接近・上陸する土地であり、平成11年に発生した台風18号では熊本県北部に上陸しました。

　　

そのため、熊本で家を建てるときには台風にも耐えられる造りにすることが必要です。

　　

参考元：熊本県「平成11年台風18号」

　

　

　　夏は暑く、雨が多い地域での家づくりのポイントとは

　　

熊本県は夏の暑さが厳しく雨が多い土地柄で、台風が接近・上陸することも多い地域です。

　　　

そのため、夏でも涼しく過ごせ、台風が来ても大きな被害を受けない頑丈な家づくりが求められます。

　　　　

ここでは、夏は暑く、雨が多い地域での家づくりのポイントについて解説します。

　　　

断熱性・気密性に優れている

　　

断熱性とは、家の外と中で熱が伝わらないように熱を遮断する能力を示したものです。

　　　

断熱性を高めると室内と室外の熱の移動が少なくなるため、外気の影響を受けにくくなります。

　　

そのため、夏は涼しく、冬は暖かいという理想的な環境にすることが可能です。

　　

また、断熱性が高くても隙間があれば、そこから外気が侵入して室温が変化してしまうため、

　

気密性を高めることも欠かせません。

　　

断熱性・気密性の両方が優れている必要があります。

参考元：経済産業省 資源エネルギー庁「住宅による省エネ」

飛ばない屋根・頑丈な外壁など台風に強い仕様

　

台風の被害を大きくするのは、風の持つ「巻き上げる力」です。

　

そのため、飛ばない屋根に仕上げなければなりません。

　

また、台風による飛来物で家が傷つかないよう、衝撃に強い外壁タイルでしっかり守ることも大切です。

　

大量の雨水が侵入しない高性能サッシを設置するとさらに安心でしょう。

　

住宅構造が鉄筋コンクリート造であると頑丈なため、台風の被害を最小限に抑えられます。

　

熊本県荒尾市・玉名市、福岡県大牟田市で注文住宅について相談するならワカヒサ工務店（WITH DESIGN）へ！

　

　

今回は、熊本県荒尾市・玉名市、福岡県大牟田市の気候情報や、注文住宅を建てるときのポイントについてご紹介しました。

　

熊本県荒尾市の周辺は夏は暑く雨は多いですが、温暖で暮らしやすいエリアです。

　

　

ワカヒサ工務店では、住み心地の良さとどこにもないデザインを楽しめる家づくりを提案しています。

　

熊本県荒尾市周辺で注文住宅を検討されている方は、お気軽にお問い合わせください。

　

　　

記事監修者：中小企業診断士（住宅コンサルタント）塩味 隆行

一般社団法人 住宅資産価値保全保証協会認定講師

住宅検討をされている方が後悔しない家づくりを実現いただくため、 全国各地で年100回以上、家づくりセミナーの講師を担当しています。 住宅購入の際に必要となる性能や土地についての基礎知識から、 資金計画などの専門的なことまで、客観的かつ具体的に情報をお伝えいたします。