大牟田市で注文住宅を建てるポイント!コストダウンのコツや坪単価も解説
コラム投稿日:2025.09.01

福岡県大牟田市は豊かな自然と、快適な生活環境が魅力の街です。九州の中心部に位置することから福岡市、熊本市とのアクセスも良く、大牟田市で注文住宅を検討している方もいらっしゃるでしょう。
今回は大牟田市の土地価格相場や、注文住宅を建てる際にコストダウンするコツをご紹介します。
土地探しの参考にしてみてください。
大牟田市の建築相場と土地坪単価

国税庁が発表している2023年分の地域別・構造別の工事費用表によると、福岡県の木造一戸建てにかかる工事費用は、全国平均と同じ585,124円/坪(177,000円/㎡)でした。
また、福岡県の資料を見ると、2018年の調査で持ち家1住宅当たりの平均延べ面積は約35坪(115.6㎡)となっています。
福岡県で35坪の木造住宅を建築する場合の例を見てみると、工事費用の相場は585,124円/坪×35坪で20,479,340円です。
また2023年の大牟田市の住宅地における地価公示価格は、平均坪単価73,689円/坪(22,291円/㎡)。
福岡県全体の住宅地の地価公示価格が321,309円/坪(97,196円/㎡)であることから、大牟田市の地価公示価格は福岡県の平均値の1/3以下であることがわかります。
大牟田市は比較的土地代が安く、マイホームを建てやすいエリアといえるでしょう。
また大牟田市は福岡県の南部、九州の中心部に位置し、福岡・熊本両県へのアクセスが良い街。
博多駅までは新幹線で約30分と、通勤やお出かけにも便利です。国土交通省が発表している大牟田市の地価公示価格の中で、最も値段の高い大牟田市白金町の基準地で坪単価は126,942円/坪(38,400円/㎡)、次いで大牟田市新地町の坪単価104,463円/坪(31,600円/㎡)です。
他エリアに比べて大牟田駅を中心とした周辺エリアは人気がうかがえます。
大牟田市は土地の価格が低い傾向にあるとはいえ、駅の近くなど便利な土地は他エリアより高い傾向にあります。
土地代が予算より高くてもそこに住みたい場合、建物の価格を調整してマイホームにかかる総費用を抑えるといいでしょう。
参考元:国税庁「地域別・構造別の工事費用表(1m2当たり)【令和5年分用】」
参考元:地価公示・地価調査(基準地価)マップ「福岡県大牟田市」
大牟田市の注文住宅で考えたいトータルコスト

ここからは大牟田市で注文住宅を建てる上で、あらかじめ考えておきたいトータルコストについて解説します。
長く家に住み続けるためには、メンテナンスが必要です。
メンテナンスの回数を少なくしたり、高い住宅性能で光熱費を削減したりすることで、ランニングコストなどを含めたトータルコストを減らせます。
ではひとつずつ見ていきましょう。
断熱性や気密性を高めた省エネ住宅で光熱費を削減
気象庁の1991年から2020年までの30年間のデータによると、大牟田市の平均気温は16.5℃です。
2023年の気象庁データでは、大牟田市の最高気温は36.5℃、最低気温は-5.4℃となっており、夏は暑く、冬は寒さが厳しいことがわかります。
エネルギー庁が発表している「エネルギー白書2023」によれば、2021年度の1世帯あたりの電力消費のうち、26.3%が暖房に、2.4%が冷房に使用されています。
家の断熱性や気密性を高めることでエアコンの効率を良くすれば、夏は涼しく、冬は暖かく暮らしながら光熱費も少なくて済むでしょう。
また高断熱の住宅や太陽光発電、蓄電池などの省エネと創エネを組み合わせたZEH住宅にすれば、家庭で作られたエネルギーと家庭で使うエネルギーの収支をゼロもしくはゼロ以下にすることも目指せます。
参考元:気象庁「大牟田(福岡県)平年値(年・月ごとの値)詳細(気温)」
参考元:経済産業省資源エネルギー庁「令和4年度エネルギーに関する年次報告 (エネルギー白書2023)PDF版」
参考元:経済産業省資源エネルギー庁「知っておきたいエネルギーの基礎用語 ~新しい省エネの家「ZEH」」
メンテナンス費用や住宅の耐久性・耐震性を考慮する
注文住宅に長く住むためには、メンテナンスは欠かせません。
屋根や外壁の防水性能、配管や水回りの設備において耐久性を高めるためには改修費用が高額になる場合もあります。
特に外壁などはメンテナンスの頻度が少ないものを選ぶことで、修繕にかかる費用を大きく減らすことができるでしょう。
また大牟田市は過去に、豪雨災害や熊本地震の被害を受けました。注文住宅を建てる際はメンテナンス頻度に加え、災害や地震に対する耐久性や、耐震性も考慮する必要があります。
参考元:平成28年度大牟田市議会議会報告会「平成28年熊本地震の概要」
注文住宅づくりコストダウンのコツ5選

ここからは大牟田市で注文住宅を建てる際に使える、コストダウンのコツをご紹介します。
シンプルなデザイン、間取りを採用する
注文住宅のコストを下げるには、シンプルなデザインや間取りを採用するのがおすすめ。
建物の構造を凹凸のない箱型のシンプルな家にすれば、外壁の表面積が減り、材料費も工事費も抑えられます。
総2階建てにすれば平屋建てに比べ、屋根の面積や基礎部分の面積が少なくなり、さらにコストが抑えられるでしょう。
コンパクトな家にする
家は床面積が広くなるほど、基礎や屋根、工事費にコストがかかります。
そのため、なるべくコンパクトな家づくりを心がけるとコストを抑えられるでしょう。
暮らしに不便になってしまうほどではいけませんが、床面積を減らすことはコストダウンにつながります。
水回りは離れすぎないようにする

トイレ、お風呂、キッチンといった水回りは、近くにまとめることで配管がシンプルになり、コストダウンにつながります。
2階建ての場合、トイレを1階のみに設置することでもコストダウンが可能です。
キッチンやお風呂、トイレ設備を検討する
キッチンやお風呂、トイレなどの設備は、異なるメーカーやグレードで比較検討してみましょう。
高いグレードの設備で自分にとって必要ない機能があるなら、違う設備を選んだり、グレードを下げたりするのもおすすめです。
ハウスメーカーと相談しながら、予算に合う設備を選びましょう。
バルコニーを作らない
バルコニーを作らなければコストダウンになります。
バルコニーの床は雨漏りを防ぐための防水工事に加え、手すりや壁、雨樋などはそれぞれに専門の職人が必要になり、工事費もかかります。
理想の注文住宅を建てるにはハウスメーカー選びが大切

「マイホームを持ちたいがコストが気になる。
しかし妥協はしたくない」のが、施主様の本音ではないでしょうか。
コストを下げるだけでは、理想のマイホームは実現できないでしょう。
事前にどんな家に住みたいか、予算はどのくらいかを考えて、希望をかなえられるハウスメーカーや工務店と契約することが大切です。
国土交通省の2022年度の住宅市場動向調査報告書によると、注文住宅を選んだ最も多い理由は「信頼できる住宅メーカーだから」という回答となっています。
多くの人が家づくりの上でハウスメーカー選びを重要視している、といえるでしょう。
参考元:国土交通省住宅局「令和4年度住宅市場動向調査報告書」p58
福岡県大牟田市の注文住宅ならワカヒサ工務店(WITH DESIGN)

ワカヒサ工務店(WITH DESIGN)では、一流の建築家と相談しながら作り上げるデザインで、高断熱・高気密・高耐震で耐久性も高いマイホームを、手の届く価格で提供しています。
建材仕入れを工夫し、自社で施工を行うことでコストダウンできることが強みです。
さまざまな角度から施主様の希望に合わせた家をご提供いたします。
福岡県大牟田市、熊本県荒尾市・玉名市や荒玉地区など熊本県北エリアでコストを抑えつつ理想の注文住宅を建てたい方は、ぜひお気軽にワカヒサ工務店(WITH DESIGN)までお問い合わせください。
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記事監修者:中小企業診断士(住宅コンサルタント)塩味 隆行
一般社団法人 住宅資産価値保全保証協会認定講師
住宅検討をされている方が後悔しない家づくりを実現いただくため、 全国各地で年100回以上、家づくりセミナーの講師を担当しています。 住宅購入の際に必要となる性能や土地についての基礎知識から、 資金計画などの専門的なことまで、客観的かつ具体的に情報をお伝えいたします。