大牟田市・荒尾市・玉名市で注文住宅を検討するときに快適な生活を送るために必要な住宅性能とは？

コラム投稿日：2025.06.12

長く快適に暮らせる住まいを実現するには住宅性能が重要なポイントです。この記事では、大牟田市・荒尾市・玉名市で注文住宅を検討するときにチェックしたい住宅性能について紹介しています。後半では、大牟田市・荒尾市・玉名市の気候やZEH区分についても触れていますので、ぜひ参考にしてみてください。

断熱とは

住宅の断熱とは、断熱材などを使用して室内外の熱の移動を防ぐことです。熱は高い場所から低い場所に移動する性質があるので、夏は室外の熱が住宅内に移動しようとします。

断熱性能が低く室外の熱が室内に移動しやすい住宅は、夏は暑く冬は寒い住まいになってしまいます。住宅の断熱性能を高めれば熱の移動を抑えられるため、外気温に左右されることなく快適な住環境を維持できます。

住宅の気密とは、できる限り住宅の隙間をなくして室内外の空気の移動を防ぐことです。隙間が多い住宅は、室内の涼しい空気や暖かい空気が室外に逃げてしまいます。

逆も然りで、室外の暑い空気や冷たい空気が室内に入り込んでしまうので、適温を維持できません。住宅の気密性を高めると室内外の空気の移動を防げるので、室内を適温に保ちやすくなります。

断熱と気密の双方が揃って室内の適温を維持できる魔法瓶のような住まいを実現できます。どれだけ断熱性能が高くても、気密性が低く隙間だらけの住まいでは室内の温度を維持できません。

同じようにどれだけ気密性が高くても、断熱性が低く熱移動が起きてしまうと室内の温度調整が難しくなります。

このように、断熱と気密の双方が揃っているからこそ、夏は涼しく冬は暖かい住まいを実現できます。冷暖房をフル稼働しなくても適温を維持できるため、光熱費の削減にもつながります。

耐震とは、地震に備える住宅構造の1つです。地震に備える住宅構造には免震や制震、耐震の3種類がありますが、耐震は建物自体を強化して地震の揺れに備えるところが特徴です。

耐震	筋交いや面材を使い建物自体を強化して地震の揺れに対応する構造
免震	建物と基礎の間に免震装置を設置して建物に揺れを伝えない構造
制震	制震部材を使用して地震の揺れを吸収する構造

耐震のメリットは、他の構造よりも地震対策にかかるコストを抑えられる点です。また、土地や構造に制限がないので、採用しやすいところも魅力でしょう。例えば、免震性能の場合は建物と基礎の間に装置を設置するため地下室を作れない、土地に広さが必要などの制限があります。

一方で、デメリットとしては、地震が繰り返し発生したときに強化していた部材が損傷する可能性があることです。一度の地震には耐えられても繰り返しダメージを受けることで、性能が劣化する恐れがあります。